わたしが、記帳代行で経理を見させていただいていた企業様で、副業として、農地を借り上げて太陽光発電事業を始められた企業様がありました。
その際、気がついたことは、個人事業の場合は基本的に減価償却は定額法なのでいいのですが、法人の場合は定率法になっている法人が多いため、自己資金で開始をしても、事業としては当初は減価償却費がかなり多いため、赤字部門となってしまうという事です。
税務署へ、減価償却の方法の変更を届け出たらいいのですが、副業として始めた法人の場合は、メインの事業では減価償却は定率法で、事業計画をたてているため、それも容易ではないので、かなり余裕のある状態で始めないと、事業としては成立しないのではないか、と考えました。
導入してしまえば、毎年安定した収入になりますし、おおきな経費は地代と減価償却費くらいなので、導入後数年で、経理上は黒字になります。
ただ、当初の投資額が、以前に比べたら安くなったとはいえ、まだまだ高額なので、投資額(元手)を回収することを考えたら、長期のスパンで考えなけれはなりません。
また、ソーラーシェアリングだと、農業に必要な日光の確保を考えたら、あまりオススメできる事業ではないような気がします。
ソーラーシェアリングが気になった方はこちらも参考にしてください。⇒農地 ソーラーシェアリング

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